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旧開拓使函館支庁書籍庫

きゅうかいたくしはこだてしちょうしょせきこ

概要

旧開拓使函館支庁書籍庫

きゅうかいたくしはこだてしちょうしょせきこ

明治 / 北海道

池田直二

北海道

明治時代

1

函館市元町12番18号

市電末広町駅から徒歩5分、函館市教育委員会文化財課 0138-21-3456。

函館市

北海道

・明治40年(1907)の大火で類焼を免れたもので、鉄の防火扉と小さな窓をそなえた一見土蔵風の建物です。煉瓦の一部に「明治七年函館製造」などの刻印があって、開拓使が明治5年に創設た茂辺地煉瓦石製造所の製品を使用していることがわかります。書籍庫の建築は明治13年と推定されていますが、同じ茂辺地煉瓦を用いた建築としては、函館常備倉(現存しない)や金森洋物店などが著名です。
・設計・施工共に不明であるが、技術・意匠などにより、金森洋物店の設計者として知られている池田直二であるという見方もなされています。
・各窓に防火の鉄扉と鉄柵を設け、煉瓦の積み方にフランス積みを取り入れるなど意匠や技法に特徴があります。外部四隅には隅石が組まれ、石造りの鉢巻が廻っています。小屋組は、杵束式木造トラスです。
・わが国の煉瓦造りの歴史を伝える、貴重な建築物です。

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キーワード

函館 / 開拓 / 北海道 / 使

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